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報告書

関連する報告書や論文等を掲載しています。

【アクセス&デリバリー】

企業のための医療の国際展開入門:医療製品のアクセス&デリバリー」シリーズ

企業のための医療の国際展開入門:医療製品のアクセス&デリバリー」として、①医療製品の国際展開への「7つのステップ」と国際公共調達、②国際展開のための医療製品の認証 WHO事前認証(PQ)と常任迅速化の仕組み(CRP)をわかりやすくまとめています。

Seven steps in the value chain of health products for equitable access and delivery in low- and middle-income countries

UHCの達成には、安全で質の高い医療製品へのアクセスが必要不可欠であるとSDGsにおいても明示されています。本論文では、文献調査やケーススタディに基づき、低・中所得国の必要としている人々に必要とされる医療製品を効果的に届けるための包括的な枠組みとして、7つのステップを提案しています。

低・中所得国における医療製品のアクセス&デリバリー ーUHC 達成に向けた医療製品展開ー

本テクニカル・レポートは、UHC 達成に向け、日本の医療技術・医療製品の国際展開を通じて、低・ 中所得国の医療水準の向上に取り組む日本企業を支援することを目的としている。本テクニカル・レポートは三部構成となっている。Ⅰでは、医療製品のアクセス&デリバリーにお いて、低・中所得国では何が課題で、どのような要因があるのかを、用語の定義や事例を使いながら 解説している。Ⅱでは、低・中所得国に適した医療技術や医療製品を国際展開するために、NCGM 国 際医療協力局が提唱する 7 つのステップについて、事例を用いて説明している。Ⅲでは、医療製品の 国際展開における 7 つのステップを俯瞰し、日本企業が直面する課題、存在する支援、企業が持つ強み、 を明らかにし、効果的な国際展開に資する提言をまとめたものである。

医療製品を低・中所得国へ ~実践で役立つ国際展開戦略~

2023年1月31日に実施した国際医療展開セミナーの報告書「医療製品を低・中所得国へ~実戦で役立つ国際展開戦略~」を掲載しました。2022年度国際医療展開セミナーは、低・中所得国への医療製品の効果的な国際展開の戦略について理解を深めることを目的とし、中小企業も含め、実際に低・中所得国で医療製品を国際展開している企業、またWHOや日本国内で国際展開へ向けた企業支援のご経験をお持ちの方々より、実例に基づく国際展開戦略をご紹介しています。

国内外の事例から学ぶ医療製品の国際展開-開発・認証・調達

2022年2月9日~10日に実施した国際医療展開セミナーの報告書「国内外の事例から学ぶ医療製品の国際展開-開発・認証・調達」を掲載しました。2021年度国際医療展開セミナーは医療製品の国際展開について、より体系的に理解を深めることを目的として実施されました。第一部では国際公共調達の仕組みや、国際公共調達に参画している海外企業の事例を、第二部では新型コロナウイルス感染症をめぐるWHOの認証システムや、国際公共調達の動向、国内の承認や開発の動きについて、具体的な企業の取り組みも交えた報告をしています。 

Global extension of Japanese medical products related to COVID-19: a survey of WHO Emergency Use Listing

本研究は、WHOが新型コロナウイルス感染症への対策に対する緊急使用リスト(Emergency Using Listing)に着目し分析しています。緊急使用リストとは、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態において、その時点で得られている臨床データを基に、ワクチン、治療薬、体外診断用医薬品に関して安全性や有効性、品質を審査し、早期に緊急使用するための手続きのことです。緊急時に日本の医療製品が国際的に活用されるために、普段からの医療製品の国際公共調達を見据えた取り組みの重要性について論じています。


【新型コロナワクチンの国際的な分配】

COVAXファシリティ等を通じた新型コロナワクチン支援-太平洋島嶼国を事例として-

COVAXファシリティにおけるワクチン供給の仕組みを説明するとともに、(1)COVAXファシリティを通じた供給とワクチン寄付・供与をめぐる課題、(2)太平洋島嶼国を事例としたワクチン供給、(3)太平洋島嶼国の脆弱性に焦点を当て、ドナー国からのワクチン支援のあり方に関して論じています。

COVAXファシリティによって世界のワクチン格差は是正できるか?

COVAXファシリティを通じたワクチンの公平な分配実現に向けて、(1)ワクチンを公平に分配するメカニズムと課題、(2)ワクチン接種の優先順位に関するガイドライン、(3)COVAXファシリティの参加国とのコミュニケーションのあり方に関して論じています。

コロナ禍における医療の国際展開とCOVAXファシリティ

2021年12月21日、グローバルヘルス政策研究センターの若林上級研究員が、神田外国語大学グローバル・コミュニケーション研究所主催の講演会に招待され、「コロナ禍における医療の国際展開とCOVAXファシリティ」というタイトルで講演いたしました。その講演記録です。
講演内容はGCI講演会ページ(外部サイト)でご覧いただけます。

新型コロナワクチンの公平な供給:COVAXファシリティの取り組み

新型コロナウイルスワクチンの国際的枠組みであるCOVAXファシリティを通じて供給されるワクチンがどのように選ばれ、分配され、供給されるのかについて解説し、安全性、有効性及び品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスについて論じています。

新型コロナワクチンを公平に分配するための世界的取り組み

新型コロナウイルスワクチンの国際的枠組みであるCOVAXファシリティに関して、日本を含めた世界の支援状況をまとめ、ワクチンへの公平なアクセスを確保の仕組みづくりについて論じています。

Global landscape of the COVID-19 vaccination policy: Ensuring equitable access to quality-assured vaccines

新型コロナワクチンに関する政策について160か国からのデータをもとに分析した論文です。各国におけるワクチン種別ごとの接種状況、ワクチン種類の選択の有無、ワクチン接種対象者、国民の費用負担、ワクチン接種に伴う健康損害補償の有無、任意接種、(限られた供給量における)ワクチン接種間隔、入国時の待機免除議論の有無について、WHOの国際的な政策勧告とどのような関連があったのかを論じています。